「激辛の商店街」、商店街で盛り上げる地方のビジネス

ユニビジ

商店街のコンセプトづくりの事例があれば知りたい。

こんなテーマに関する記事です。


この記事の内容

商店街に、「共通のコンセプト」を設定して、集客につなげるという事例があります。

ユニビジ

京都に激辛をテーマにした商店街があります。

「京都向日市激辛商店街」という名称で、向日市の飲食店が2009年に発足させた企画です。

「京都向日市激辛商店街」

その企画の発足の時期的には、
第3次激辛ブーム
の頃に発足されてます。

ちなみに、激辛ブームは、それまでにも何回かあります。

第1次激辛ブーム
1985年前後の「カラムーチョ」が発売された頃。
1986年の新語・流行語大賞は「激辛」でした。

第2次激辛ブーム
1990年代ののアジアの辛い料理を中心としたエスニックブーム。

第3次激辛ブーム
2003年~2010年の蒙古タンメンや東ハトの「暴君ハバネロ」が発売されたころ。

一定数の激辛好きの人がいますので、ある程度のまとまった層に支持されるテーマが必要だと思われます。
向日市の飲食店も、この「激辛商店街」のテーマの前に、

”特産品のタケノコを利用した町おこしが試みられたが、大きな成功は収められなかった”(Wikipedia)

とあるように、企画のテーマ(コンセプト)の設定は重要です。

「引きが強い」テーマを設定することが、キーポイントといえます。
ちなみに、向日市と激辛には、特に何の関連性もないです。

詳しくは、下記ページにもインタビュー記事(「京都向日市激辛商店街」副会長の清水幹央さん)があります。

激辛というテーマの設定で、協賛している商店街の各お店が、激辛メニューを提供されている訳ですが、激辛ファンが集まるということで、
「企業とのコラボ企画」
もあったりします。
そのことで更に集客力が向上し、地域の活性化にもつながります。

花王×京都激辛商店街コラボキャンペーン

=補足=
向日市は、ちょうど、京都の大阪寄りの場所にあって、のタケノコは有名です。
錦水亭という料亭では、たけのこ懐石がいただけます。
お庭や建物も趣があり、時代劇の鬼平犯科帳や暴れん坊将軍などのロケ地にもなっています。

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その他の、商店街で取り組む企画

ユニビジ

その他に、下記のような事例があります。

人生ゲームとコラボした商店街

平田本町商店街
商店街を舞台としたリアル版人生ゲーム。
NPO法人 出雲まちあそび研究所が運営されてます。

さいごに

ユニビジ

商店街全体で、
 ひとつのコンセプトで企画を立案、実行する
と、それなりの規模感がでますので、インパクトはあります。
まずは、、
 集客力があるコンセプト
での企画がベースになるという点があります。
一般の方が聞いた時に、「なんだかおもしろそう」と思えるような企画かどうかということが最初にあります。
その企画で集客が見込めれば、あとは、参加するお店個別のそのコンセプトにそった取り組みのよって、ビジネス的にも有益なものを得ることが期待できると言えます。

また、同時に、「複数の店舗をとりまとめることができる人がいるか」という点も重要なポイントのひとつです。

・テーマ設定には、引きの強い(集客力が見込める)ものにすることが重要
・テーマとその地域と関連性については、強いて言えば、無くてもよい
・コラボ企画などの広がりが持てるテーマが望ましい

以上、「激辛の商店街」、商店街で盛り上げる地方のビジネスについてでした。  

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