間借りビジネス 間借り営業について (新しいビジネスをはじめる際の注意点とは?!)

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店舗の間借りで商売を始める際の「注意点」について知りたい。

こんなテーマに関する記事です。


この記事の内容

店舗の間借りでビジネスを検討される際は、その店舗の「賃貸契約」の問題を確認する必要があります。その他にも、飲食店での間借りの場合は、保健所への申請に関しても、事前に確認しておく事項があります。

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既存の店舗を間借りで借りる
 間借り営業
あるいは、
 間借りビジネス
と呼ばれるスタイルがあります。

例えば、夕方から開ける居酒屋さんのお店を、
 午前中からお昼すぎまでの時間帯
だけ「カレー屋さん」として借りるといったケースです。

近年、飲食店で、
 自分のお店を持つまでの間のステップ
として、間借りの形式でお店をもつ方もいらっしゃいます。

また、
 ゴーストレストラン、クラウドレストラン
といったデリバリー専門の飲食店として、間借りスタイルで営業される方もおられます。

下記に、間借りビジネス(間借り営業)の注意点と、関連情報について説明していきます。

目次

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間借りビジネス 間借り営業の注意点(新しいビジネスをはじめる際に)

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1.テナントの契約上の問題

その物件が、
 (パターン1)店主が、賃貸でテナントを借りている場合

 (パターン2)店主自身が所有している場合
で対応が変わってきます。

(パターン1)店主が、賃貸でテナントを借りている場合

そのテナントが賃貸物件の場合、間借りをするとなると、
 転貸(又貸し)
という扱いになります。
(私、宅建士の資格も持っているため、内容を、若干詳しく書いておきます)

・賃貸借契約について

お店自体は、
 物件の所有者である貸主と、そのテナントを借りている借主との「賃貸借契約」
が取り交わされています。
転貸(又貸し)に関して、「賃貸借契約」の書面上、どのような扱いになっているかを確認しておく必要があります。

通常、事業用の賃貸借契約では、転貸はNGとなっています。
ですので、その場合、所有者にことわりを入れずに、転貸(又貸し)をすると、賃貸契約違反となり、賃貸契約の解除の対象や、違約金の対象となる可能性があります。

ですので、所有者に内緒で間借りをすることは、トラブルの原因になります。
結果、借主さんに迷惑がかかってしまいますので、そういったことは避けなければなりません。

・対処方法

対処の方法としては、所有者さんに事前に承諾を得て、また、転貸(又貸し)の条件などについて、
覚書等
で書面を取り交わしておきます。
実際には、テナントを管理している管理会社(不動産会社)に調整してもらって、覚書なども用意してもらうと良いでしょう。
場合によっては、所有者や管理会社(不動産会社)に費用を請求される可能性もあります。

また、
 形式上、あくまで、現在の借主がその事業を行うという体裁をとれば転貸にはならないのでは?
という見方もあります。

これは、実情にあわせて判断するべきでしょう。
つまり、
 実際に「現在の借主がその事業を行う」
のか、
 実際の事業は、「間借りする人が行う」
のかによるということになります。
つまり、実際の事業は誰が行うのかということで判断すべきということです。
(実際と異なることを主張しても、それは、ウソになります。)

ですので、まず、賃貸借契約上の問題をクリアにする必要があります。

(パターン2)店主自身が所有している場合(店主が物件オーナーの場合)

店主が自身で所有している物件であれば、直接条件を決めればOKです。
この場合も、条件等を書面で取り交わしておくことをお勧めします。

2.飲食業の場合、保健所の許可の問題

飲食業で開業する場合は、保健所の許可(飲食店営業許可等)が必要となります。
現在のお店が保健所の許可をとっていたとしても、事業主が異なる場合は、別途、許可が必要となります。

これも、賃貸契約の転貸の論点と同じで、
実際に事業を行う主体者が許可をとる
という観点で考えるべきです。
許可の手続きについては、管轄の保健所に事前に確認しておきましょう。

また、万が一、「食中毒」など衛生上の事故を起こしてしまった場合は、当然にして、双方のお店が営業停止などの処分となります。
双方とも、そういったリスクも想定はしておく必要があります。

※飲食店の営業許可をとるには「調理師免許」もしくは「食品衛生責任者」が必要となります。

3.お店の什器などの利用についての取り決め

現在の借主さんの什器を使わせてもらうことになりますので、のちのち借主さんとトラブルにならないように、
店内の什器等の使用ルール
を取り決めて、書面での取り交わしをすることをお勧めします。

ささいな事でも決めごとを明確にしておいたほうが、のちのちのトラブルをふせぐことになります。

間借り営業、間借りビジネスの関連情報

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間借り営業、間借りビジネス向けテナント情報

■シェアレストラン
お店を間借りできるマッチングサービス
株式会社吉野家ホールディングス(牛丼の吉野家の会社)が運営しているサイトです。

■Magari
既存の飲食店の空き時間を利用して開業できるシェアレストランサービスです。

さいごに

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間借りをして事業を始める際には、上記に記載したように、
 もともとの賃貸契約に違反してしまうケース(転貸に該当)
があります。
ですので、あまり安易に考えないほうがいいと言えます。
また、
 貸主自体が、その物件の所有者
の場合だと、そういった不安材料はないので、ある意味、安心感があります。

・間借りビジネス、間借り営業の際は、現在の賃貸契約の内容を確認しておく必要がある
・コロナ禍で、デリバリーの需要が増えているので、キッチンのみ借り、デリバリー専門の業態という選択肢もある
・間借りビジネス向けの情報も増えてきており、物件も探しやすくなっている

以上、「間借りビジネス 間借り営業について」についての情報でした。

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これから事業を検討されている方に、参考にしていただければ幸いです。

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