ゴーストレストランやバーチャルレストランで使われる、
クラウドキッチン
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
クラウドキッチンのサービスについて説明しています。
クラウドキッチンの施設は、昨今のゴーストレストラン、バーチャルレストランの増加に伴い、それらのお店を新規で開業する方旨に、都心部を中心に増加しています。
また、物件オーナー側からも、新たな収益モデルとしての可能性があります。
クラウドキッチンのメリットと注意点、どんなクラウドキッチンがあるのかについて、参考までに記載いたします。
クラウドキッチンのメリット
開業コストを低く抑えることができる
一般的な飲食店を借りるコストに比べ、クラウドキッチンの場合、設備も基本、厨房機器のみですので、開業コストをおさえることができます。
もっとも、クラウドキッチンを運営している業者によって、価格設定が異なりますので、コストのブレはありますが、それでも、開業コストとしては、客席やファサードが無い分、低減できます。
保健所の営業許可が考慮されている場合が多い
保健所の営業許可に関しては、
厨房の構造や、設備
に関しての条件をクリアする必要があります。
クラウドキッチンの場合、通常は、そういった要件に配慮して設計されている場合が多いですので、通常の店舗のような厨房を含めた店内の設計、工事を行う手間が短縮できる可能性が高いです。
ただ、実際に、物件を借りる際は、念の為、保健所に事前相談されることをお勧めします。
また、クラウドキッチンによっては、保健所への申請を代行してくれるケースもあります。
同業者のコミュニティーの場となる
同じデリバリー業の入居者が集まりますので、競争相手になる反面、情報交換もしやすいというメリットもあります。
クラウドキッチンの注意点
マーケティングエリアについて
デリバリーサービスの場合、対象エリアをどうするかが、売上げに直接的に影響してきます。
クラウドキッチンは、ある程度は、デリバリー需要も見据えて、その場所の選定がなされいる場合が多いですが、中には、「物件ありき」で設備を造っているケースの可能性もあります。
また、扱うメニュー構成とターゲット選定などによっても、状況が変ってきます。
ですので、ご自身で、その立地でどの程度の売り上げが見込めそうかの判断基準をもって検討されることが重要と言えます。
経営収支予測
デリバリーサービスに支払う手数料や、家賃など、必要なコストから損益分岐点がどれくらいになるのか、売上げ予測も含めて、経営の収支面をシビアに計算しておく必要があります。
デリバリーサービスに支払う手数料は、概ね売上げの35%と高額になりますので、注意が必要です。
ゴーストレストランの場合、既存店舗をもっている飲食店のケースでは、テナント料は既存店舗の売り上げでまかなえる場合もありますが、新規にテナントを借りて開業する場合は、家賃がそのままコストにのってきますので、事前にしっかりと収支予測をされて検討すると良いと言えます。
テイクアウトにも対応できるかどうか
デリバリーサービスだけでなく、
テイクアウトのお客様
にも対応できると、それだけ売上げアップの要因になります。
テイクアウトでクラウドキッチンにこられる方にも、わかりやすい場所、店舗のつくりになっているかもチェックしておきましょう。
参考;クラウドキッチン事例
現状、都内が中心になっています。
Kitchen BASE
「最短1ヶ月で開業できる」というのがセールスポイントとなっています。
場所は、中目黒、神楽坂、浅草、中野にあります。
Add Kitchen
場所は、板橋区大山にあります。
DELICIOS FACTORY
「初期費用、50万円から開業できる」というのがセールスポイントとなっています。
場所は、東京都世田谷区にあります。
BeChef
「初期費用、退去費用がゼロ」となっています。
場所は、東京都渋谷区の他、京都、福岡にもあります。
さいごに
クラウドキッチンのサービスは、非常に便利ですが、現状では、
都心部を中心
にしたものとなっています。
マーケット的に、そうならざるをえない状況にあると考えられますが、今後は、そういった施設が増えていくといいですね。
以上、「クラウドキッチンとは」についての説明でした。