ビジネス事例のうち、
店内の空きスペースを活かした事例
でユニークなものがあれば知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
スーパーマーケット内に、「角打ち」のスペースを設けたビジネス事例を紹介しています。
街の小さなスーパーで、
素敵なサービス
を行っておられる事例があります。
スーパー内に、「角打ち」ができるスペースがあるんです。
「角打ち」とは
「角打ち」とは、いわゆる、
立ち飲み
のことです。
もっとも、実際は、座って飲めます。
もともと、
居酒屋さんの店舗内で、気軽に、立ち飲みすること
が「角打ち」と呼ばれていました。
下記の、「日本酒の久保田さん」のサイト(おしゃれなサイトです)に、その詳しい説明があります。
ページ内の説明を一部引用すると、下記のような内容になっています。
「角打ち(かくうち)」とは、酒屋で購入した酒を店内でそのまま飲むことです。
https://magazine.asahi-shuzo.co.jp/know/154
もともとは升の角に口を付けて飲むことを「角打ち」と呼んでいました。
しかし現在は、酒屋の一角を飲酒スペースとして仕切って立ち飲みすることを指します。
さらに、酒屋での立ち呑みに限らず、立ち呑み居酒屋で酒を飲むことを角打ちと呼ぶ場合もあり、広い意味で用いられています。
角打ちの由来については諸説ありますが、「四角い形をした升の角から直接酒を飲んだことが由来」という説が有力です。
なかなか、奥が深いですね。
通常、居酒屋さんの「角打ち」の場合、お酒の肴は、
缶詰や、乾物
がメインとなります。
でも、スーパーの場合は、
お刺身や、揚げ物、お惣菜
など、普通の居酒屋さんにあるものが揃っています。
尚且つ、下記にご紹介するスーパーでは、なんと、
鍋物
まで提供されているんです。
まさに、涙ものですね。
しかも、安い。
このお店を訪れているブロガーも多く、中には、
「ただのスーパーではない、魔店だ!」
と絶賛している記事も見受けられます。
お店は、
「新町ストアー」
という、東京の小岩にある小さなスーパーです。
駅から徒歩10分ほどの場所にあり、スーパーというよりは、
昔ながらの小さな個人経営のお店
です。
店内も雑然とはしていますが、それが逆に味があります。
ホームページは無いのですが、食べログには記載があります。
「新町ストアー」を紹介しているブログ
■酒場ナビ
小岩「新町ストアー」人生で1番旨かったビール、と大絶賛です。
■せんべろnet
旬の魚料理で美味しい昼飲み!
お刺身やお鍋の紹介があります。
■小岩・新町ストアー 陸の孤島でスーパー呑み
お刺身もおいしそうです。
まさに、魔店。
「スーパー」と「角打ち」の組み合わせ
「スーパー」と「角打ち」の組み合わせは、いままで、ありそうでなかった組み合わせです。
しかも、抜群の相性です。
他の業態でも、このような
相性の良い組み合わせ
ができるものがあるかもしれません。
新しいアイデアといっても、基本は、
組み合わせの問題
ですので、自社のサービスを相性の良いサービスを組み合わせると、新しいビジネス展開のヒントが見えてくるかもしれません。
アイデアに関する参考書籍
アイデア大全
ネオ角打ちとは?
ちなみに、この「角打ち」自体も、
若者向けの「ネオ角打ち」
と呼ばれる、おしゃれな感じのお店もあります。
従来の「角打ち」は、どちらかというと、
ある程度の年齢の方向
がメインでしたが、ターゲットを変えることで、新たな需要が見込めるということですね。
「ネオ角打ち」のお店には、下記のような先があります。
さいごに
店舗の中に、ちょっとした空きスペースがあれば、
有効活用
を考えてみても良いでしょう。
その場合に、上記のような、
相性の良い組み合わせ
は、とても参考になります。
また、店舗内のスペースを利用すれば、コストも抑えられますので、低いリスクでトライできますね。