「サイト売買」とその注意点(サイト売買会社3選)

ユニビジ

サイトの売却を考えてるんだけど、
 注意点や売却を依頼する際の会社
について知りたい。

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容

サイトを複数運営していて「選択と集中」したい、あるいは、運営する時間がないなどの理由で、売却を検討するような場合があります。
そのような場合は、サイト売買の会社を通じて売却する方法があります。その際の注意点などについてわかりやすく解説しています。

サイトを運営していて、
 サイトを売却
して、収益を得る方法があります。

いわゆる、
 サイト売買
です。
その仲介をする会社も複数存在します。

ここでは、
 サイトを「売却する側」の視点
で、サイト売買の注意点と、サイト売買仲介会社をピックアップしています。

もちろん、
 運営することで継続的に収益を上げる
ということを優先するのであれば、売却する必要は無いと言えます。

しかしながら、
 ・サイト運営の選択と集中する場合
 ・何らかの事情でサイトを売却したほうが良いと判断する場合

や、
 ・最初から「出口戦略」として、売却を予定している
という場合もあるでしょう。

いずれの場合も、そのようなケースでは、
 なるべくリスクを低くして売却を進める
必要があります。

下記にそのポイントについて整理します。

目次

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サイト売却時の注意点

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サイトを売却する際の注意点について、下記に順に説明します。

売却できるサイトの条件

売却できるサイトの条件としては、以前は、
 収益があがっているサイト
をその対照としている場合が多かったのですが、昨今は、
 収益がほとんどないサイト

 アクセス数があまり無いサイト
も、その対照になっています。

但し、サイト売買の会社によっては、収益の上がっていないサイトは、取り扱っていないケースもあります。
ですので、その会社ごとの方針によって対応がかわってきます。

ちなみに、収益があがっているサイトに関しては、購入者の目的が、当然、
 収益目的
となります。

また、収益の無いサイトや、アクセス数もあまり無いサイトに関しては、
 自身でサイトを構築する手間を省く
といった購入目的となります。

サイト売買の相場

サイト売却時に、どれくらいの価格を設定すればよいのでしょうか。

結論からいうと、
 基本的には、サイトの収益から逆算して、その価値を導く
ということになります。
ただ、
 業界で共通した明確なルール
はありません。

ですので、
 あくまで、相対の取引による双方の条件次第
ということになります。
価格的には、数万円から数千万、数億円で売買されるケースもあります。

また、中には、
 それだけの価値の無いサイトに、高額な価格が設定されている
というケースもあります。

傾向としては、
 個人のジャンル特化ブログで1万円~10万円程度
 月間数万円の収益があるサイトで20万~50万円程度
 月間数十万円単位での収益があるサイトで300万~500万円程度

といったところが、取引の多い価格帯と言えます。

また、収益があるサイトに関しては、
 12~24ヶ月分の収益の金額
がひとつの目安となります。

また、収益がなくても、
 コンテンツの品質
や、
 アクセス数(PV)
によって、その価値が変わってきます。

移行しやすいサイトかどうか

サイトを売却した後、
 購入後の運営のしやすいサイト
が望ましいと言えます。

つまり、サイトの構造的に、
 カスタマイズされたサイト
は、運営が大変ということです。

買主側が、何か修正をする際に、
 スクリプトやCSSなど
構造面の変更が必要となってくると、それを把握することに労力がかかってしまいます。
そのような場合は、購入する側も、ある程度の知識のある人が望ましいという状態になります。

逆に、ワードプレスを標準的な方法で作成したサイトの場合は、その後の運営も比較的スムーズになります。

サイトをカスタマイズしている際には、修正時の手順などをドキュメントに整理しておくと良いでしょう。

サイトの情報を正確に伝える

サイトを売却する際、売主のなかには、
 収益やアクセス数の数字等
に関して、
 誇張した不正確な数字
を開示するようなケースがあります。

いわゆる、不正な行為です。

こういった行為は、買主側から裁判に訴えられるリスクがありますので、慎まなければなりません。
不正行為は、結局、自身の損害につながります。

買主側の立場も踏まえて、売却を行うことが、当然の姿勢と言えます。

「競業避止義務」に関して

サイト売買の契約には「競業避止義務」が伴う場合があります。
つまり、
 「一定の期間、売却したサイトと同一、あるいは、類似のジャンルのサイト運営を禁止する」
という内容の規定です。

買い手側の不利益を避ける目的の規定となります。

ですので、他に、類似のジャンルのサイトを運営している場合は、この規定に抵触することになりますので、注意が必要です。

【関与判決のご紹介】ウェブサイト売買において、競業避止義務条項がなくとも競業の差止めが認められた事例

仲介会社を選択する際のポイント

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サイトの仲介会社は、かなりの数があり、その対応品質や料金設定も、様々あります。

仲介会社を選定する際には、主に、
・サイト売買の実績と対応品質(問い合わせ、サポート)
・対象とするサイトの規模
・取引する際のしくみ
・手数料

といって点をチェックしていきます。

サイト売買の実績と対応品質(問い合わせ、サポート)

サイト売買を仲介する会社は、以前に比べると、参入する企業も増えています。
基本、仲介業なので、参入しやすいという側面があり、また、大型案件が成約した際の金額も大きいことなどの理由が推察されます。

ただ、
 物件を掲載するだけで、ほとんどサポートのない会社
もあります。
つまり、
 買い手との交渉一切を、売主側に任せて、仲介手数料はしっかりとる
ようなスタイルの会社です。

もちろん、サービスの内容として、
 掲載のみ(交渉にはタッチしない)

 売買会社が交渉も行う
とに分けているケースもあります。

その場合、サービスの内容によって料金体系も変わってきます。

また、
 掲載のみ(交渉にはタッチしない)
の会社の場合でも、
 問い合わせ・サポート体制
 エスクローサービス(仲介業者が買収金を一時的に預かるサービス)
 契約書などの対応
 万が一の際に相談できる弁護士の有無
 データ移行のサポート

など、体制面に差があります。

また、それらの差が、
 実績の差
にも関連してきます。

ですので、
 どのような体制なのか、
 実績はどのくらいあるのか

をチェックしておく必要があります。

対象とするサイトの規模

サイト売買の会社によって、
 サイトの規模
によって、扱うかどうかの基準を設けている場合があります。

ある程度の規模(収益、PV数)であれば、どの会社でも取り扱いたいと考えますが、問題は、
 規模の小さいサイト
です。

上記にも記載しましたが、このようんば場合は、扱ってくれる会社が、ある程度、絞られることになります。

取引する際のしくみ

取引の際は、大きくは、下記のフローになります。

・サイトの仲介会社の選定
・サイトの査定(状況に応じて)
・サイトの登録
・直接交渉、もしくは、交渉代行(会社によってサービス内容が異なる)
・買い手との交渉
・成約(契約の締結)
・代金の授受
・サイトの移行作業(ドメイン・サーバー)

こういったフローの中で、サイト売買の会社の選定時に、特に注意する点としては、
 買い手との交渉方法
 契約書に関して
 代金の授受

です。

買い手との直接交渉が苦手な場合は、
 交渉代行
まで対応してくれる先を選定することになります。
その場合は、着手金が必要となったり、や成約時の手数料も高めになる場合が一般的です。

契約書に関しては、その「ひな形」や、作成時のサポートがしっかりとなされるかをチェックしておきましょう。
サイト売買は、契約に基づいて実行されますので、
 不利な内容が記載されているかどうか
をしっかりと確認する必要があり、記載内容に関しても、質問に適切に対応してくれる会社が望ましいと言えます。
あるいは、万が一の際に相談できる弁護士さんを用意していると、取引時の安心感につながります。

また、代金の授受に関しては、上記にも記載したように、
 エスクローサービス(仲介業者が買収金を一時的に預かるサービス)
があることが、「必須」です。

また、買主側にとっては、
 データ移行のサポート
のある会社のほうが安心です。

手数料

手数料に関しては、会社によって、その設定が異なります。

昨今は、
 売主側は、手数料無料
としている先も増えてきました。

売主側の手数料を設定している場合は、概ね、
 成約金額の3%~5%
前後の金額設定が多いようです。

売却価格が低いサイトの場合も想定して、通常は、
 最低金額の設定
があります。

また、会社によっては、
 着手金を設定
している場合もあります。

サイト売買会社事例3選

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サイト売買の会社に関して、
 ・小規模のサイトも扱っている
 ・成約実績も多く、知名度もある

という視点で、ピックアップします。

ラッコM&A

サイト売買手数料
 売主 無料
 買主 成約金額の5%(最低55,000円)

サイト売買Z

サイト売買手数料
 売主 
  成約額が25万円以上の場合は成約額の3%(最低55,000円)
  成約額が25万円未満の場合は成約額の20%(最低11,000円)

 買主 
  成約額の3~10%最低55,000円)

サイトキャッチャー

サイト売買手数料

 直接交渉プラン
  売主 3% (最低ご紹介手数料 55,000円)
  買主   同上

 売買仲介プラン
  売買金額0〜2000万円の部分に対して  10%
  売買金額2000万円超〜4000万円の部分に対して 9%
  以下、細かい設定があります。

 最低額は10万円(税込)

(参考)サイトマ

成約率が高めですが、その分、料金設定が高めとなっています。
ですので、ある程度、高額なサイトが対象となるといえます。

サイト売買手数料
 売主 着手金 33,000円(税込)
    仲介手数料 譲渡金額の20%相当額(税別)
          最低成果報酬 49.5万円(税込)

 買主 着手金 33,000円(税込)
    仲介手数料 譲渡金額の15%相当額(税別)
          最低成果報酬 49.5万円(税込)

まとめ

ユニビジ

サイトを売却する際には、なんといっても、
 安心して売買を行う
ということが前提になります。

その際、
 話しがまとまるまで
と、
 話がまとまってから
の2段階に分けるとします。

話しがまとまるまでに関しては、
 買い手との交渉
が最大のネックになります。
基本、売主が行うことになりますので、その点、手間がかかることになります。

サイトキャッチャーに関しては、
 売買仲介プラン
がありますが、売却金額が低いサイトの場合は、手数料のことを考えると、あまり現実的ではありません。
その場合は、やはり、ある程度の手間はかかりますが、買い手との直接交渉ということになります。

話がまとまってからは、
 契約と金銭の授受
ということになります。

それらのやりとりは、不安な要素がありますが、しっかりとサポートしてくれる会社を選定する必要があります。複数の会社に案件をだしてみて、それぞれの対応で比較してみても良いでしょう。

いずれにしても、慎重に進めていくことが大切になります。

以上、「サイト売買」とその注意点(サイト売買会社3選)についての説明でした。

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