「とろろそば」の専門店ってあるの?!
こんなテーマに関する記事です。
とろろそばの専門店について記載しています。
かつ丼の「かつや」を手掛ける、アークランドサービスさんが、新業態で、
「とろろそば」
の専門店を展開されています。
(2020年12月時点で、2店舗だったのが、2022年5月の時点で1店舗増えて、3店舗になっています。)
■東京とろろそば
「とろろそば」って、
渋い
というか、
通(つう)
な感じがします。
また、東京とろろそばでは、
「すりおろたもの」ではなく、「千切り」にされています。
HPでは、
サッと入ってサッと食べて、サッと帰る…そんな日常の昼食を。
スッとした店でスッとしたそばを、スッとすすってちょっと豊かに。
とろろの歯ざわり、のどごし。スッと食べれて、しっかり栄養。
午後の活力、明日の活力になる様な創作そばをぜひ、スッとしたお店でお召し上がりください
というコンセプトが記載されています。
ビジネスマン向けに、とろろで栄養をつけて、、ということですね。
見た目も、なかなかきれいです。
(上記画像は、公式サイトからの引用です。https://www.arclandservice.co.jp/tokyotororo/)
「とろろそば」は、昔からある馴染みのある食べ物ですが、こういった形で、
”メニューを創作料理的に見直し”
をすると、従来のイメージとは違って見えます。
この「とろろそば」に着目するというところが、なかなかおもしろいです。
店舗の取材記事はこちら ▼
美味案内 「東京とろろそば」五反田駅近に8/28誕生
ちなみに、とろろを使ったのメニューとして、
「とろろ飯」
も古くから親しまれていて、江戸時代から続くお店があります。
東海道の丸子宿(静岡県)の「とろろ飯」
です。
昔は、もちろん、徒歩移動でしたので、とろろで精をつけたのでしょう。
作家の池波正太郎さんも、丸子宿の「とろろ飯」を、「待月楼」という料理屋さんで食されています。
こういった
江戸時代から続く「食べ物」の中に、何か、ヒントになるようなもの
があるかもしれません。
■池波正太郎の江戸料理帳の番組案内ページ
第2章 第6話に「麦とろ」がでてきます。(剣客商売15「二十番斬り」)
残念ながら、DVD化はされていません。
(第1章は、DVD化されています)
■エッセイ「食卓の情景」
池波正太郎
さいごに
「とろろそば」のように、
むかしから普通にあるメニュー
も、深堀りすることで、新たな展開ができる場合があります。
また、こういった昔からなじみのあるメニューの場合は、
目新しさが無い反面、馴染みやすい
というメリットもあります。
ビジ熱の着眼点としては、ユニークといえますね。
以上、「とろそば」の専門店という新しいビジネスのヒントついてでした。