「廃線を活用」した地方ビジネスの事例があれば、知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
地方には、残念ながら「廃線」となってしまった路線があります。しかしながら、この廃線を活用したビジネスも存在します。ここでは、それらの事例などを紹介しています。
1955年以降に廃止された国鉄、JR線の路線は、第三セクターに引き継がれたものを除いても、
約83箇所
あります。
ほとんどは、地方の路線です。
第三セクターに引き継がれた中には、
観光レジャーの施設として再活用
された事例があります。
線路という折角の遺産をうまく有効利用できれば、明治、大正、昭和と、その線路を作った人たちにも報いるようにも思います。
経営の軌道にのせるのは大変ですが、京都嵯峨野の「トロッコ列車」など、有名な路線になっている先もあります。
また、折角の設備を、観光資源として再活用できれば、地方への集客も期待できます。
地方の廃線活用のケーススタディー
■京都嵯峨野の「トロッコ列車」
■神岡鉄道
NPO法人の「神岡・町づくりネットワーク」が運営している「レールマウンテンバイク」があります。
自転車を2台並べて線路の上を走るといものです。
奥飛騨温泉口駅から神岡鉱山前駅の「まちなかコース」
と
渓谷沿いを行くコース「けいこくコース」
があります。
場所は、映画『君の名は。』のJR東海・飛騨古川駅の近くです。
夏休みの思い出づくりにもいいですね。
■高千穂鉄道
宮崎県高千穂町の高千穂鉄道跡では、「スーパーカート」という30人乗りのエンジン付きオープンカーを走らせています。
「日本一高い鉄橋」として知られている箇所があり、スリル満点です。
■小坂鉄道
秋田県の「小坂鉄道レールパーク」では、ディーゼル機関車の運転体験や、寝台特急「あけぼの」の車両を再利用した「列車ホテル」も運営している。
さいごに
こういった、いわゆる
「廃線観光」
は、鉄道ファンだけでなく、鉄道好きの子供たちにも人気があります。
ここ最近は、コロナ禍の影響もありますので、観光のお客さんだけでなく、地元に住む方がリピートして楽しめるような企画がでてくると、良いですね。
廃線活用ビジネスの要点としては、下記のようなポイントをあげることができます。
以上、「廃線を活用」した地方ビジネスの事例についてでした。